2009年06月07日
陸上競技場にて
先日、陸上競技大会の観戦に出かけた。
鹿児島県の高校総体だ。
十数年ぶりの鴨池競技場だ。
となりでは高校野球の決勝が行われているらしく、
応援のファンファーレに、ときたま歓声がまざる。
まずはトラックのウレタンゴムの臭いにやられた。
嗅覚は、視覚よりも強烈に働き、
”あの頃”が痛切によみがえってくる。
そう、18歳の自分が立っていた
あの場所に帰ってきていた。
知人の息子さんが400Mに出場するということで、
その決勝を応援する。
周囲は49秒台を期待していたが、
プレッシャーのためか、少し走りが固く
二位に終わった。
ゴール地点でぶっ倒れ、天をあおぐ彼は、
悔しそうに大声を上げていた。
勝利の歓喜、惜敗の涙、トラックを拳で叩く顔。
そんな高校生の表情は、本物だ、美しい。
どんな名俳優の作る顔も、足下におよばず
痛烈に輝いている。
それこそがスポーツの感動なのであり、
ぼくら舞台人は、逆立ちをしてもかなわない。
僕はあらためて舞台を想う。
たとえ演技であろうとも、
本気がほとばしる空間を作ろう。
人が生きている、って力が
真っ正面からぶつかってくるような、
そんな舞台を作りたいと思った。
鹿児島県の高校総体だ。
十数年ぶりの鴨池競技場だ。
となりでは高校野球の決勝が行われているらしく、
応援のファンファーレに、ときたま歓声がまざる。
まずはトラックのウレタンゴムの臭いにやられた。
嗅覚は、視覚よりも強烈に働き、
”あの頃”が痛切によみがえってくる。
そう、18歳の自分が立っていた
あの場所に帰ってきていた。
知人の息子さんが400Mに出場するということで、
その決勝を応援する。
周囲は49秒台を期待していたが、
プレッシャーのためか、少し走りが固く
二位に終わった。
ゴール地点でぶっ倒れ、天をあおぐ彼は、
悔しそうに大声を上げていた。
勝利の歓喜、惜敗の涙、トラックを拳で叩く顔。
そんな高校生の表情は、本物だ、美しい。
どんな名俳優の作る顔も、足下におよばず
痛烈に輝いている。
それこそがスポーツの感動なのであり、
ぼくら舞台人は、逆立ちをしてもかなわない。
僕はあらためて舞台を想う。
たとえ演技であろうとも、
本気がほとばしる空間を作ろう。
人が生きている、って力が
真っ正面からぶつかってくるような、
そんな舞台を作りたいと思った。
Posted by taro at 10:34│Comments(0)
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