2010年08月17日
キャスティング2010
二年間、存在感を示してきた先輩たち卒業の後、
ようやく松山公演のキャスティングが始まった。
ただしヒメヒコでは特別なオーディションは行わない。
日々の稽古、つまりは僕と過ごす時間の全てがオーディションなのだ。
これはある意味、相当厳しい。
普段の言葉使いや所作、表情、態度
舞台に立つなら美しさにだけはこだわろうと話している。
つまり日々意識するクセをつけよう。
舞台に立つ者として、そこだけはこだわろうよと。
僕はヒメヒコに参加してくれる高校生たちに、
”主役バカ”にだけはなってほしくないと思う。
これまでの三年間、主役を演じてきた子たちにはみな共通することがある。
それは、たとえどんな役でも喜んで演じたであろう、懐の深さだ。
決して自分の立ち位置だけでなく、チームを重んじた彼らの周りには
仲間たちがいつも集まってくる。
それは舞台人としての”花”というやつなのかも知れない。
さらに彼らは僕の後を追おうとはしない。
僕の見ている場所を見ようとしてくれた。
演出家が何を大事にしたいのかをちゃんと想像、共有してくれていたように思う。
なってみると分かる。
主役を張るのはけっこうしんどい。
目立ちたい気持ちだけでは、とてもつとまるものではない。
常に全体を見渡す視点、仲間を背負ってでも引っ張っていける体力、どんな境遇にも絶えることのない笑顔。
”その覚悟”のある者をしっかりと見極めること。
キャスティングとは、僕が試すことであり、僕が試される場なのだと痛感している。
ようやく松山公演のキャスティングが始まった。
ただしヒメヒコでは特別なオーディションは行わない。
日々の稽古、つまりは僕と過ごす時間の全てがオーディションなのだ。
これはある意味、相当厳しい。
普段の言葉使いや所作、表情、態度
舞台に立つなら美しさにだけはこだわろうと話している。
つまり日々意識するクセをつけよう。
舞台に立つ者として、そこだけはこだわろうよと。
僕はヒメヒコに参加してくれる高校生たちに、
”主役バカ”にだけはなってほしくないと思う。
これまでの三年間、主役を演じてきた子たちにはみな共通することがある。
それは、たとえどんな役でも喜んで演じたであろう、懐の深さだ。
決して自分の立ち位置だけでなく、チームを重んじた彼らの周りには
仲間たちがいつも集まってくる。
それは舞台人としての”花”というやつなのかも知れない。
さらに彼らは僕の後を追おうとはしない。
僕の見ている場所を見ようとしてくれた。
演出家が何を大事にしたいのかをちゃんと想像、共有してくれていたように思う。
なってみると分かる。
主役を張るのはけっこうしんどい。
目立ちたい気持ちだけでは、とてもつとまるものではない。
常に全体を見渡す視点、仲間を背負ってでも引っ張っていける体力、どんな境遇にも絶えることのない笑顔。
”その覚悟”のある者をしっかりと見極めること。
キャスティングとは、僕が試すことであり、僕が試される場なのだと痛感している。