2010年01月29日

本番間近の日々。

朝目覚める直前まで
怒鳴っていた。

というのは、夢の話で
この時期になると、
寝ても覚めても舞台が
くっついてくる。

だいたいは上手くゆかない
またはトラブル発生の夢で、
よっぽど臆病な自分を
改めて知らされる。
だから日々、準備するのだ。

三年目の今年は一年生から参加した
子たちがいよいよ卒業する。
思えば、大人とまともに会話
できない、まぁ純粋に子どもだった
彼らが、新聞やテレビのインタビュー
でも堂々と自分の思いを発言できる
ようななったのだから、
時を重ねることは偉大だなと思う。

そして一年生。
春四月、自己紹介も出来なかった子たちが、
先輩の背中をきらきらとした瞳で
追いかけている。
三年生とはまた違ったはつらつさで、
”私に足りないところはどこですか?”
と笑顔で聞いてくる。

好きなことを見つけ、自分が少しずつ
変化(進化)していく実感を楽しんで
いるのだろう。

ヒメヒコという僕らの居場所は、
お互いの心の中で日々大きくなっていく。

構想から20年の後に建設されたリナシティ。
箱モノ行政への逆風吹き荒れる中で、
どうしても鹿屋に文化の灯火をとの
熱い想いが詰まっている。

だからこそ、まずは人に愛される
ホールを目指したい。

あの人に会いたい。
あの場所で会いたい。
そんな気持ちこそが、経済活性も含め
地域の元気になるような気がする。

とにかく今は、毎日の稽古が
刻む歴史の一歩一歩なのだ。
たった三年。
されど三年。
愛すべき僕らの一日を。











  

2010年01月13日

冬と芽吹き

年が明け、猛練習が始まった。
合宿を終えた高校生キャストたちも、
この頃になると目つきが変わってくる。
誰が言うこともなく、早めに集まり
準備をしている。
稽古後に、自分の課題について相談してくる。
それは本番という”旅の終わり”が近づいて
いることを感じているんだろう。

夏の奄美公演を経て、新曲や新しい
演出も加わり、バンドにも新メンバーを迎え、
「ヒメとヒコ」はむくむくと育っている。
同じステージは二度と無いというのが、
生の舞台の魅力である。

これまで、幾度となく共に汗を流し、
笑い、泣き、時間を共にした仲間を
見送ってきた。
そして、次の春には新しい仲間が
初々しい顔をして門を叩いてくる。
季節が巡るように、僕らは時間を重ね
気がつけば物語は深まっていく。

鹿児島はめずらしく雪。
風雪のその下に、未来へ芽吹く
種たちが眠っている。


三年目の「ヒメとヒコ」
2010年2月13日(土)19:00開演
2010年2月14日(日)12:00開演
会場/お問い合せ:
リナシティかのや
0994(35)1001