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Posted by チェスト at

2009年06月14日

情熱に燃える島

ヒメヒコ公演の準備で二度目の奄美訪問。
今回は新聞社や現地の高校を訪ねた。

奄美高校の郷土芸能部「太陽の子(てぃだのくぁ)」は、
顧問の松島先生ともに、島の内外で大活躍のグループ。
奄美の八月踊りや六調などを、現役の高校生が演じている。
しかしそのレベルは高く、
さっきまで普通の高校生だった彼らが、
揚々と歌い踊り、優美な動作で太鼓を叩く。
さらに圧倒的だったのは歌で、
アカペラの八月踊り歌は、神々しさまでたたえていた。

もう一つは大島高校新体操部。
顧問の山田先生を訪ねる。
まずは校長室で校長先生に挨拶。
と、そこで驚きの事実が。
そこで柔らかい雰囲気でむかえてくれた黒木先生は、
なんと僕の高校時代の恩師であった。

この新体操部も、新体操にとどまらず
島の芸能を取り入れたダンスにも積極的に挑戦しており、
山田先生の夢は「ヨイスラ節」のミュージカルを上演することだと言うから、
これもびっくり。
「ヒメとヒコ」はヨイスラ節の歌詞から生まれた作品だからだ。

ここでも目の爛々と輝く高校生に出会えた。
舞台のDVDやCDを渡して、次回までにしっかりと見ておいてほしいこと、
そして次に島を訪れるときは具体的な演出プランを持ってくると
約束して別れた。

奄美新聞と南海日々新聞。
後援申請書を頂くつもりが、
そのまま取材となり、翌日には
こちらが恐縮するほどの紙面スペースをとって、
どかんと掲載してくれた。

ついに大隅と奄美の交流は、台本を飛び出して
現実に動き始めたのである。

それにしても、訪れる度に思うのは
島の方々の積極性だ。
今まであったどの人も、
目を輝かせて、実現への協力を買って出てくれた。
大人の目が輝いていれば、それは若者の目もそうなる。
今、奄美大島は本土で得られる情報以上に、
ふつふつと燃えている。
そう感じえずにはいられなかった。


進学校・大島高校の黒木校長ははっきりと言った。

受験と部活とこれ(ヒメヒコ)のはざまで、
生徒たちはひぃひぃ叫ぶでしょう。
大いに結構!
その中でしか得られないモノがある。

僕は感動していた。
この島は、僕らの情熱を全身で受け止めてくれる。
いや、僕らの本気が試される番なのだと。

この大きな手応えを、早く大隅に持って帰らなくては。
帰路、旅の相方・長友氏と話は尽きなかった。


高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」奄美後援は、
8月25日(火)龍郷町りゅうゆう館
8月26日(水)奄美文化センター

お問い合せは龍郷町教育委員会(0997-62-3111)、
奄美市教育委員会生涯学習課(0997-52-1001)まで。

















  


Posted by taro at 14:22Comments(3)音楽・舞台 音楽

2009年06月07日

陸上競技場にて

先日、陸上競技大会の観戦に出かけた。
鹿児島県の高校総体だ。

十数年ぶりの鴨池競技場だ。
となりでは高校野球の決勝が行われているらしく、
応援のファンファーレに、ときたま歓声がまざる。

まずはトラックのウレタンゴムの臭いにやられた。
嗅覚は、視覚よりも強烈に働き、
”あの頃”が痛切によみがえってくる。

そう、18歳の自分が立っていた
あの場所に帰ってきていた。


知人の息子さんが400Mに出場するということで、
その決勝を応援する。
周囲は49秒台を期待していたが、
プレッシャーのためか、少し走りが固く
二位に終わった。
ゴール地点でぶっ倒れ、天をあおぐ彼は、
悔しそうに大声を上げていた。

勝利の歓喜、惜敗の涙、トラックを拳で叩く顔。
そんな高校生の表情は、本物だ、美しい。
どんな名俳優の作る顔も、足下におよばず
痛烈に輝いている。

それこそがスポーツの感動なのであり、
ぼくら舞台人は、逆立ちをしてもかなわない。

僕はあらためて舞台を想う。
たとえ演技であろうとも、
本気がほとばしる空間を作ろう。

人が生きている、って力が
真っ正面からぶつかってくるような、
そんな舞台を作りたいと思った。






  


Posted by taro at 10:34Comments(0)音楽・舞台 音楽